最下位の一撃 [プロ野球]
阪神が負けられない状況となった段階で我がベイスターズを甲子園に迎えて戦うことになった。甲子園を埋め尽くした阪神ファンは「ぶっちぎり最下位のベイスターズには勝つだろう」と9回表までは確信していたことだろう。
事実、ベイファンの私もそう確信していた。しかし、現実は違った。昨日の広島戦まで引っ張り、中日に優勝をもたらす敗戦を喫するほどに、肉体的、精神的にダメージを与える劇的な敗戦となったのである。
その劇的なシーンがこれだ・・・1 2 3・・・
村田修一 逆転3ラン である。
九回表まで3対1と完全に阪神ペース。抑えの切り札藤川が試合を締めるべくマウンドにたった。いわゆる必勝パターン。ベイからすればTHE・ENDの状況である。
しかし、その藤川が2四球と乱調。ランナー1、2塁でバッターボックスに4番、村田を迎えて雲行きが一転した。そして真中、高め投じたストレート・・・・
ベイファンには至福の瞬間が訪れたのだ。正直、このシーンをベイが優勝やクライマックスシリーズの可能性がある中で見たかった。
村田はこの日2本目のホームラン。喜びたくなる状況にも笑顔はなかった。
「自分としてもチームとしても不本意なシーズンだった」と。
今シーズンはもう終わる。ベイも村田も確かにひどい結果だった。来シーズンに向けてこの悔しさをバネにしてもらえるようにお願いしたい。万年最下位が比喩でなくなってしまう前に・・・
コメント 0