プレミアムモルツ物語 その⑧ [家族]
「はい、110。緊急コールです。事件ですか?事故ですか?」
深夜であろうと警察は動いていた。ありがたいと素直に思った。私は経緯を半泣き状態で説明する。
警察の質問は無くなっているものの確認など、事件であるか否かが焦点になる。単なる外出による勘違いではなく失踪や事件の可能性が高いと判断されたことで、静岡中央署の連絡先を告げられた。より具体的な作戦が必要なのだ。
今度は中央署に連絡を取る。結果、警察官が我が家にやってくる事になった。その到着までの間も家の確認をしておけとの事で再度確認する。
やはり敷地内にはいない。風呂桶を確認するとお風呂には入った模様であった。財布内のレシートも確認する。プレミアムモルツは7時頃に近くのスーパーで購入したようだった。
ヒントになりそうなものは何もない。手紙が置いてあるわけでもない。何もできない自分に憤慨する。その時、自分の父親から連絡が入った。
「今から行くから!」
「何もできないから来なくていいよ!!」
心配してくれるのはありがたいが、応える余裕もない。しかし、無理やり電話を切られた。どうしても心配で家に来るようだ。まあ、いい。好きにしてくれ!
そうこうしている時、玄関のチャイムがなった。
その⑨へ続く
昔は毎週欠かさないテレビ番組がいくつもあった。
ボキャブラ天国、電波少年、ガキの使い、内P、等々。
最近そんな番組がなくなった。
テレビがつまらなくなったのか。
それとも自分がつまらない人間になったのか。
その答えは前者だとわかった。
「パインサー野郎」、毎日必ずチェックしてます。
ここまでくるとどうなったのか直接聞いてしまいたい。
そんな衝動に日々駆られています。
by tengonsan (2011-09-14 20:52)
いつもべた褒めコメントありがとうございます。
恥ずかしいけどうれしいものだね(*´∀`*)
by パインサー野郎 (2011-09-16 16:46)