イニシエーション・ラブ ~乾くるみ著~ を読んで [50円文庫シリーズ]
私は浜松の鑑定団(インター付近)で中古の文庫本をよく購入する。それは作者や発売時期に関わらず、全ての文庫本が50円だからだ。これは安い。
年明けに鑑定団によって『イニシエーション・ラブ』を50円で買った。「恋愛小説と思いきや最後の2行でミステリに変わる」って感じの作品紹介が今回購入の動機だった。
読み終えての感想としてはトリック以上に驚いたことがある。それはあまりにも静岡ローカル小説だったからだ。
曲金・古庄・瀬名・流通通り・静波海岸・静波ココス・丸子・焼津・新静岡センター(現セノバ)・シシリア・伊勢丹・青葉公園のマック・久能街道・カネボウ通りetc。。。。
次から次へと私の生活圏の地名やお店が登場する。時折混じる静岡弁。読んでて景色が手に取るように浮かんで思わずニヤけてしまった。むしろ静岡人意外には分かりずらい記述も多い。それが静岡人な私に優越感すら感じさせてくれた。読んだことのない静岡人にはお勧めかも知れない。
内容的には違和感を感じながらも綺麗に騙された。
それと同時に女の怖さを感じる。私が以前酷い扱いをした女子に対して今でもたまに『申し訳なかったなあ』なんて憂いでいることがあるが、そんなことは正直必要ないとさえ思った。
女はいつも男の思惑のはるか上に存在しているのかも知れない。
タグ:乾くるみ イニシエーションラブ
50円は確かに安いな。。。
そして乾くるみは読んだことないな。
最近は久しぶりに
村上春樹ワールドにどっぷりです。
本はいいね。
by tengonsan (2013-01-12 19:49)
村上春樹すら読んだことないわ~
本は良かったら持ってきますね。
by パインサー野郎 (2013-01-13 19:49)