家族旅行 その② [家族]

私自身、ディズニーランドは久しぶりだ。

結婚前は奥様と毎年来ていたが、結婚してからは初。5年ぶり位か?

夢の国自体も変わったと思うが、私の変化の方が大きい。


 ①禁煙 


 ②子供 


まず禁煙はディズニーランドといったテーマパークにおいて非常に効果を発揮する。タバコを吸う人は常に「タバコを吸える環境」を確保したがるものだ。以前の私もそう。マップでまず確認することは喫煙所。これが無くなるだけで非常に楽になった。 長い待ち時間、食後の一服など、タバコを吸えないイライラで機嫌が悪くなったものだ。ニコチン中毒者は夢の国には向かないのだ。


次に子供達。私が初めて夢の国を訪れたのは小学校低学年の時。近所のスーパーで割引券が当たり、バスツアーで父親と兄と私の3人で出かけた。それから何回か訪れたが、まさか自分が子供を連れてくることになるとは・・・。少し不思議な気持ち。嬉しいけどセンチな気分。ともかく私は「子供を夢の国で肩車する」という夢を達成した。



みずきを肩車してまずは食事に向かう。

奥様がつかさのオムツを交換するため、ベビーセンターへ。オムツ替えや、離乳食を与える施設までしっかり用意されていることも子供がいなければ気づかないことだった。


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昼時だったが30分も待たないでレストランに。みずきはお子様セットのジュースがあるのに、私のジュースまで奪い取って、ストロー二本を口に入れてご機嫌だ。つかさもベンチシートの上に座りポテトサラダを奥様からもらって嬉しそう。私も洋食を食べたがなかなか美味しかった。ただ金額は一般から考えて1・5倍。夢の国では通貨価値が下落するのだろう。


食事を終え、第一のアトラクション「バズライトイヤーのアストロブラスター」へ向かった。さあ、頑張るぞ!


その③へ


食事前に現実の国から仕事の電話があり、急遽対応しなくてはならなくなった。営業マンの悲しい性・・・。なかば強引に仕事を進め、バズライトイヤーの待ち時間内に問題を解決させた。夢の国へ帰ります!




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家族旅行 その③ [家族]

バズライトイヤーのアストロブラスターは大人気だった。

待ち時間は50分。平日と言えど人気アトラクションは結構な盛況ぶりだ。長蛇の列に並ぶ。


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長い待ち時間の間、つかさは前後のお客様に愛想を振りまいている。普段父親にもそうは見せない満面の笑みできゃっきゃ言っている。

まあ、それでも他人の「めちゃかわいい」っといった息子を褒めて下さるお言葉に悪い気はしない。やるな、つかさ!


一方、みずきは列が進み建物に入る辺りから顔色が優れなくなっていく。

家族で楽しむディズニーリゾートという本で予習している時は「みっくん、悪者をやっつける!」と意気込んでいた。しかし、強大な敵を前に彼は物怖じしている様子だった。笑える・・・。


みっくん、一緒に頑張ろうぜ!」


いよいよ私達の順番に。最後にみずきを勇気づけ、マシンに乗り込んだ。光線銃を手にアトラクションスタートだ!


なかなか難しい。点数も伸びていかない。となりのみずきの点数は500点。彼も必死で頑張っているようだが点数は一向に上がらなかった。

私も点数を上げなければ。少し夢中になっていた時、左にいたみずきの姿を見失った。「えっ!いねえ!!」


次の瞬間、足元から泣き声が響いた。


ぱぱあぁぁ~~~~


みずきは号泣し、私の足にしがみついていた。

これではマジ危ない。みずきを抱え上げる。そんな事をしている間に一つ目のアトラクションは終了していた。


私も疲れたが、みずきはもっと疲れただろう。

こういったアトラクションの経験も少ないから無理もない。


「みっくんお疲れ。次頑張ろうぜ!!」

私は泣き止んだみずきの背中を押した。


その④へ





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家族旅行 その④ [家族]

子供とのディズニーだからこそ乗るアトラクション。


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グランドサーキット・レースウェイ

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キャッスルカルーセル


今までのディズニーでは乗った事のないアトラクションだ。

これが案外楽しいから驚きだ。更にお次はこれ


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スタージェット


こいつに関しては、30分待ちのところ25分程度並んだところでみずきが言った。「これ乗らない!」

一度言ったら聞かないタイプ。頑固は何気に私譲りかも知れない。ともかく泣く泣く行列から抜け出しイッツアスモールワールドへ向かった。


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なんだか夢の国の宣伝をしている気分。

まあ、よしとする。みずきもつかさも奥様もスモールワールドで癒された感じだ。この勢いでアトラクションを制覇するぜ!!私も何気に楽しかった。後で見返した写真でもいい笑顔をしていた。自分で言うのもなんだが、癒されていたのだと思う。


ダンボに乗った後はみずきが中でも気に入った2つのアトラクションの紹介だ。


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家族旅行 その⑤ [家族]

みずきが「もう一度乗りたい!」とアピールした二つのアトラクションはアドベンチャーランドに隣接しているこれらだった。


ウエスタンリバー鉄道.jpg

ウエスタンリバー鉄道


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ジャングルクルーズ


ジャングルクルーズは私自身も思い出深く、好きなアトラクションだ。開園当初から船長がマイク片手に面白おかしく案内してくれるシステムは変わっていない。

初めて私が乗った時、とても大きく見えた面白い船長のお兄さん達。今では軒並み年下になっていた。それでも子供を魅了するには十分過ぎる。


さらにはウエスタンリバー鉄道。子供はSLが好きなのだ。恐竜も登場するし、良く出来ていると思う。こいつもみずきを魅了するにはもってこいだった。どちらも2回乗った。


そしてもうひとつ2回のったアトラクションがある。


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カリブの海賊


カリブの海賊だ。オバケが出てきたり、最初の方で船が急降下したり・・・。みずきをビビらすには十分すぎるアトラクション。案の定、1回目の乗車時、みずきはビビりまくって私にくっつき周りを見ないように頭を下げていた。しかも殆どの時間だ。とても「もう一度乗る」とは言えない状況であったが、彼は言いはなった。

「もう一回のりたい!」と・・・。



その⑥へ

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家族旅行 その⑥ [家族]

カリブ.jpg
「本当にもう一回乗るの?」

PM7時半をまわり、暗闇の中に怪しく浮かび上がるカリブの海賊。その前でみずきはやはり言った。もう一回乗りたいと。


「怖くなかった?」


怖かった


「じゃあ、やめとく?」


乗る


不思議なやり取り。まあ、待ち時間は0分。私はみずきを抱えてカリブの海賊2回目に向かった。暗闇の中、船に乗り込む。やはりみずきは頭を下げている。

これで楽しいのか?

そんな疑問は押し殺す。まあいい。私個人的にカリブの海賊は好きだ。恐らく私がディズニーランドで一番多くのっているアトラクションだ。小さい時は出口の売店で海賊帽子と黒い眼帯(って表現であってるのか?)を購入して速攻装備、園内を海賊気分で闊歩した経験も併せ持つ。


一方、みずきは・・・

相変わらずビビっていた。船を降りるまでひたすらビビっていた。しかし、彼がそれでも乗りたかった理由が最後に判明する。


船を降りた瞬間、彼は猛然とダッシュした。そして「パパ、早く!」と私を引っ張っていく。みずきは「これこれ!」と指さして嬉しそうにした。

彼の指の先にはエスカレーターがあった。

カリブの海賊に乗りたかったのではなく、カリブの海賊の出口付近にあるエスカレーターに乗りたかったのだ。謎が解けた瞬間だった。


その後、ようやく食事。ディズニーランドにも和食屋があることを初めて知りながらお腹を満たす。いよいよディズニーランドもフィナーレを迎えようとしていた。


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家族旅行 その⑦ [家族]

閉園間近のディズニーランドはアトラクションに乗るチャンスでもある。

ここで「プーさんのハニーハント」「ホーンデッドマンション」へ。通常では相当待つのだろうが、待ち時間はほとんどなかった。みずきもビビりながらホーンデッドマンションを制覇した。


一日遊んで充実感でいっぱいになっていた。背中にライトアップされたシンデレラ城。花火も上がる。いよいよ夢の国ともお別れだが最後まで夢の国は夢の国だった。


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後ろ髪をひかれる思いでゲートをくぐる。

その瞬間、ベビーカーのみずきが寝息を立てた。勿論つかさは既に抱っこ紐の中で夢の中。二人の息子は夢の国後も夢の世界にいるようだ。


微笑ましくも思えたが、ここからホテルに帰る事を考えた瞬間に不安で一杯になる。私達家族の泊まるホテル行きのバスは舞阪駅まで自力でいかないことには乗れないのだ。他のホテルのように園内まで送迎を行なっていなかったのである。寝てしまった二人の息子やベビーカー、たくさんのお土産や荷物を持って階段の昇り降りなどしなければならない。

息子達とは逆に一気に夢から醒めた瞬間だった。

しかし奥様がここでナイスアイデアを口にしたのだった。


最終話へ

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家族旅行 最終話 [家族]

ディズニーランド園内にぞくぞくと送迎バスがやってきている。

しかし、我々家族が必要としているバスではない。とてももどかしい。その時だった。


「 このバス隣のホテル行きだ! 」


奥様が言った。タイミングよく隣のホテル行きのバスが目の前に。ラッキー!!当たり前のようにバスに乗り込む。それでもベビーカーやら子供やら土産やらを抱えて乗るのはそれなりに大変だった。ルール無視だが気にしない。子供がいるバレても許してくれるだろう。

そんな事より隣のホテルの名前まで覚えていた奥様の記憶力に感謝感謝な気持ちだった。


その後バスはホテル(隣の・・・)へ到着。出口付近にいた我々は一番にバスから降りた。「おかえりなさいませ。」満面のスマイルで従業員がお出迎え。ホテルの入口へと誘われる。

「違う!そっちじゃねぇ!!」

心の中で叫びながら途中で立ち止まりしばし考える。人の流れが収まってきた次の瞬間、我々は隣のホテルへダッシュした。

その背中に声はかからなかった。見逃してくれたのかどうなのかは定かではない。ただ、隣のホテルにありがとうと言いたい気持ちだった。


疲れきった体でチェックイン。売店で市場価値の2倍は下らないビールやつまみを買い込んで部屋へ向かう。目を覚ましたつかさを風呂へ入れる。みずきは起き上がることなく爆睡だ。奥様も風呂上がりのつかさを寝かしつつ・・・夢の世界へ旅立った。



寝静まったホテルの部屋。テーブルにビールと摘みをのせる。プルタブからプシュっ。いい音してるぜ。ビール(今日は発泡酒じゃないよ)を一口。ため息が漏れた。


心地の良い疲労感だった。

家族の寝顔が私を笑顔にする。幸せを肌で感じる事が出来たのも夢の国の力なのかも知れない。また来たいなと思ってビールを口にした。


おわり

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GO IN  その1 [家族]

ある日曜の昼下がり。

奥様はテニスに出かけた。家には長男と次男と私の3人。

ビールを飲んでいた私はとても眠くなっていた。


「みずき(長男3歳)、つかさ(次男1歳弱)が変なもの食べないように見張っててね!!」

私は無責任なお願いをした。

「わかったよ!」

みずきは元気よく答えた。その自信みなぎる返事に根拠などないだろうが、私は眠ることにした。ちょうど二人はおもちゃ箱の前で仲良く座って遊んでいる。まあ、少しの昼寝は問題ないだろう。。。


30分経過


「ぱぱ。テレビが変になってるよ」

みずきが私を起こした。リビング全体がおもちゃ箱をひっくり返した様な有様。変貌ぶりにまず驚く。どうしてここまで散らかせるのだろうか?オリンピックに「散らかし」という種目があったら兄弟で表彰台の1番2番を独占することだろう。ただ残念な事に、この種目は正式に認められていない。


そしてテレビに目をやる。

奥様がデザイン重視で購入したソニーのブラビア。実に当時32万円もした代物だ。その画面に縦2本の赤い線が走っている。どういう経緯かは不明だが、彼らは液晶を破壊してしまったようだ。「まじか!?」私は叫んだ。

奥様が悲しむことだろう。少しでもそのショックを和らげる為にリビングの掃除を始めることにした。部屋は散らかってる、テレビは壊れたでは奥様の精神をも崩壊させてしまうことだろう。

私はつかさを抱え、抱っこ紐でくくった。


その2へ





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GO IN  その2 [家族]

つかさを抱えて掃除を始める。

数え切れない数のおもちゃをおもちゃ箱に戻す。大小7個のおもちゃ箱は全てひっくり返されていた。どうして子供はおもちゃ箱を全て引っくり返したいのだろうか?おもちゃが散らかれば遊ぶスペースも狭くなるし、どこに何のおもちゃがあるのか探すのも大変だろうに・・・

それでも毎回この悲惨な光景は繰り返されている。


「なんでおもちゃ箱ひっくり返すの?」

私はみずきに尋ねた。


狭い所が好きなの。ママのお腹の中にいる気


彼がそんな気の利いた回答をするはずが無い。

彼は首をかしげながら笑って、「ひっくり返す」と小声で言っていた。きっと理由などないのだろう。回答になっていない。


そんなこんなで大半が片ずいた。

一息ついて、抱えているつかさに目をやる。彼の鼻や口の周りに紫の汚れがついていた。「あれ?」不思議に思い色々観察する。両手にも汚れが付いていた。手で落とそうとしたがなかなか落ちない。

不安が全身を駆け巡る。つかさの口を強引に開けると、舌は紫の汚れでいっぱいになっていた。


恐らく誤飲だ。相当まずい。


「つかさ!何食べたんだ!!」


飴玉だよパパ。心配しないで


一歳前のつかさがそんな気の利いた回答をするはずが無い。私は混乱した。


その3へ

タグ:誤飲
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GO IN  最終話 [家族]

高田純次というよりも、ちびまる子の父ヒロシに近い。

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私は「きっとどうにかなるだろ~」とビールを口にした。

ブルーハーツのヒロトも歌っている「どうにもならない事なんてどうにでもなっていいこと」。開き直って奥様を待った。


やがて奥様が帰宅。まずテレビを指差す。


テレビに線はいった

「えっなにこれ!こんなの見れないよ。誰がやったの!?新しいの買わなきゃじゃん。子供たちをちゃんと見てたの?」

わかんない。でも大丈夫。すぐ慣れるから

「何、適当なこといってるの!」


私は他人事のようにヒロシのように話す。

次がメイン。つかさの誤飲の件。


つかさ、紫の何か食べちゃった

「なにしてるの!なんで見てないの!!何食べたの!!!」

分かんね。紫系のもの

「何それ!!つかさは大丈夫なの!?!?!?」

たぶん大丈夫


全力で子供の心配をする奥様の怒涛の質問を、何の根拠もない大丈夫という言葉でかわした・・・・

ってかわせるわけがない。散々叱られ、誤飲センターなるところにも電話をかける事になった。基本的に問題はないだろうとの事だったが、飲んだものがはっきりしない限り安心はできないといわれてしまった。おっしゃる通り・・・。私が部屋の隅っこでへこんでいると、みずきが「大丈夫?」と言ってくれた。いい加減にしてはいけないことだってあるのだ。高田純次改めヒロシ改め私は深く反省した。



その後、誤飲したものが分かった。

父の日のプレゼントとして、みずきが幼稚園で制作したネクタイ掛けのヒモだった。紫のヒモはよだれでべたべた。色落ちもしていた。食べ物ではないが、極端にヤバいものでなくて安心した。

ちなみにこのネクタイ掛けは父親である私に、みずきが作ってくれたものだと思っていた。が父の日当日、彼はこれをくれなかった。

「みっくんの」といっておもちゃ箱にしまってあった代物である。結局誤飲の発端はみずきにあるのだ。みずきが私に素直にくれていればこんな事にはならなかったのである。


ってそういう事を言わないようにします。ごめんなさい。



おわり





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