浜松動物園 その2 [旅]

坂道を登り動物園を行く。全体的に自然公園のような雰囲気で密度も低い印象、公園を散策している間に動物たちの檻があるといった感じだった。動物を見る前に大きな滑り台の遊具に夢中になっている子供たちを見て「今日は長くなるな」と覚悟を決める。


まずはカンガルーが私たちを歓迎してくれた。実際には、寝転がってふてくされたように砂を蹴っているだけだったので歓迎してくれていないのかも知れない。しかし、つかさは興味津々、檻に顔を押し付け見ていた。指をさして「アンパンマン!」と言っている。彼はアンパンマンが大好きで、「パパ」よりも先に「アンパンマン」と発声するほどだった。ただ、アンパンマン以外でもアンパンマンと呼ぶことが多い。バカなのかも知れない。


その後、息子二人は記念撮影用の穴から顔を出した。動物の看板、顔の部分に穴が開いていて記念撮影できるアレだ。この浜松動物園にはいたるところにこの看板が設置されていた。手書きな感じで不気味なものも多かったが、息子たちにはストライクらしく、我先にと穴を奪い合う。そこで事件が起こった。

穴が二つあるタイプのものは仲良く撮影できるのだが、穴がひとつしかないタイプのものでは文字通り奪い合いが発生した。みずきが顔を出した穴につかさが割り込む、みずきがそれを阻止すべく、つかさを吹っ飛ばす・・・泣く、わめく、怒る、怒られ泣く、ふてくされ物を投げつける・・・・。性質が悪い。

私に怒られたみずきが逆ギレし、被っていた帽子ほうり投げた。私は帽子を指さし「自分で取って来い」と怒鳴る。かなり大きな声で怒ったので周りの家族の注目を浴びた。それでも動かないみずき、しかたなく帽子を取ってきて渡す。「もう投げるなよ」といって手渡した瞬間にみずきがまた帽子を投げつけた。この野郎・・・。


前途多難だ。とりあえず売店でビールを飲んで心を落ち着かせる。目の前には上手に尻尾を使って動き回るサル。あんなに荒れていたみずきもソフトクリームを食べて落ち着きを取り戻したようだった。子供って動物はゲンキンなもんだ。


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タグ:浜松動物園
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